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【DTM】ちゃんとボーカルが主役になっていますか?ボーカルミックスの際におさえておきたいポイント

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皆様お疲れ様です。AZU(@AZU0000)です。

ボーカル曲、いわゆる歌モノにおいてもっとも大事なボーカルトラック。

いろいろな音があってのボーカル曲ですが、やはり一番大事なのは「いかにボーカルを聴かせるミックスにすること」です。

だからと言って単純にボーカルの音量を上げるだけではオケから浮いてしまい、カラオケっぽい仕上がりになってしまいます。

だからと言ってボーカルを下げてしまうだけでは単純にオケに埋もれるだけではなく、マスタリングも迫力に欠ける結果となってしまいます。

今回はミックスにおけるボーカルトラックをメインに少し書いていきたいと思います。

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ボーカルのデータについて

3~6テイクのデータを用意する

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ボーカルのデータは最低でも3本、多くて6本くらい用意するのが理想です。

理由としては、もちろんそのテイクの中から良いものだけを選んでベストテイクを作り上げるということもあるのですが、もう一つの理由としてはノイズやどうしても処理しきれない時の保険になるという点からです。

特にリップノイズに関しては取り除けない場合もあるかも知れないので、複数テイク内からノイズのないものを使えるというのはとてもメリットが大きいのです。

「Audacity」ではノイズ除去機能があるのですが、なかなか扱いは難しく、ノイズ除去の経験がかなり問われます。他にもiZotope社製のノイズリダクションは強力ですが、価格もそれなりにするので予算的に厳しい人には向いていません。

なので出来る限り複数のテイクを残すようにしておきましょう。

ボーカルの歌い出しやオケとのズレをチェックする

ボーカロイドと違い歌い手さんは人間なので、全てにおいて正確に歌えるというわけではありません。モタリ、ハシリがあるのは当然で、もちろん致命的なものであればリテイクとなるのですが、非常に惜しいテイクであればこちらで手直しすることになります。

例えば歌い出しがほんの少し遅れているのであれば、ボーカルデータを少し前後させてオケと違和感の無いように合わせておきましょう。

歌い出しがズレてしまうと違和感も大きいので不自然にならない程度にオケと合わせていきます。

もっと細かい編集になると、言葉のひとつひとつをカットしてきれいに合わせる場合もありますが、経験がモノを言う作業なので初心者の方にはオススメしません。それぞれの歌い出し辺りをメインにチェックしていくといいでしょう。

ピッチ修正

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今では特にめずらしくもなくなった作業ですね。有名どころで言えば「Melodyne Editor」や「Auto-Tune」などがあります。

これらはとても便利なソフトで、ズレた音程を正確になるように修正してくれるソフトです。現状出回っている音源でこのソフトを使っていないものは珍しいのではないでしょうか。

ピッチ修正以外の使い道としては、「ケロケロボイス」を作ったり、コーラスパートの作成、メロディラインを変えると言ったようなことが出来ます。

私の場合はピッチ修正とコーラス、メロの変更によく使います。特にメロの変更はとても便利です。同じAメロでも2回目は少しだけメロディを変えて変化をもたせたりする事も可能です。

また、音量の調整も細かくできるので、この段階で可能なところについては音量を整えてあげるのもいいでしょう。

ただ、このピッチ編集という過程に関しては、できるだけ頼り過ぎないようにしたいものです。

ピッチは録音段階で出来るだけ正確に歌うに越したことはないし、そもそも多くの箇所を修正しないといけない場合は残念ではありますがリテイクしてもらった方がいい結果につながります。

ボーカルのデータについてはこちらの記事も参考にして頂ければ幸いです。

エフェクト・プラグイン

ディエッサー

「DeEsser」と書きますが、これは録音の際にサ行の音が強く録音される場合が多いので、それを調整するためのエフェクターです。

サ行の音は歯が空気に当たる歯擦音を含んでいるため、どうしても音として目立ってしまいます。

この処理が甘いと耳に痛い音になってしまうので出来るだけ丁寧に調整しておきたいものです。個人差があるので設定も人によってかなり変わります。

イコライザー

基本はローカットと補正です。性別、声質によって内容も変わってくるのですがまずはローカットです。

低域帯に音がたまりすぎるとヌケが悪くすっきりしないのと、マスタリングの際に音圧を稼げない原因のひとつにもなります。

ボーカルEQの例

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コーラスEQの例

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性別、声質、録音環境で設定は変わるのですが大まかな例で言えば上記のような感じです。

コンプレッサー

音楽制作においてコンプレッサーは全工程で必須のエフェクトです。言葉通り「圧縮」します。

大きすぎる音は小さく、小さい音は持ち上げる、と言うように音をつぶして音を平らにする役割を持ちます。

平らにすることによって音量の平均値を底上げすることが出来ます。また、音量バランスの悪い音を整える事にも使います。

コンプレッサーを使いこなすことで楽曲のクオリティは格段に上がります。

ボーカルにおいての主な役割は音を整えることにあります。

そうすることによってオケに埋もれてしまう声を持ち上げて聴き取りやすくなります。

ボーカルミックスにおいてはもっとも大事なポジションとなります。

設定に関してはデータにより違いが出るので耳をたよりにベストな設定をさがしていきましょう。

プラグインのプリセットにボーカル向けのものがあれば、それを基準に音を作りこんでいけばいいと思います。

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また、コンプレッサーでの処理後は設定によりボーカルの抑揚が損なわれる場合があるので、DAWのオートメーションでダイナミクスを加えることもあります。

リバーブ

曲の世界観を作るだけでなく、オケにボーカルをなじませるためにも必須のエフェクトです。

プレートリバーブやルームリバーブなどがメインとなります。目安としてはギリギリ効果を感じるあたりにしておくのがベターです。

オケとボーカルのリバーブの量もよく考えて違和感のない設定にしてください。

これもプリセットがあるのであれば、それを基準にするのが分かりやすいです。

ディレイ

音に広がり、艶を与えることができます。ショートディレイを薄くかけることにより、広がりをもたせると同時にオケにボーカルをなじませる効果もあります。

また、シーンによってはディレイをウェットにすることで印象深いシーンを演出することもできますが、扱いは少し難しくなります。

終わりに

ミックスにおけるボーカルの編集は大体このような流れになっています。

ピッチ修正やリップノイズの解消はソフトウェアでの解決の他には歌い手さん自身でもかなりの部分でカバーできるところがあります。

ピッチ修正に関してはもちろんのこと、リップノイズは口内の唾液の粘着性を抑えるための水分調節でかなり減らすことができるので、そのあたりにも気を付けて録音すれば作業量もかなり変わるのではないでしょうか。

以前書いたミックスマスタリングの記事なども参考にして頂ければ幸いです。



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日本の片隅で音楽を作るDTMerです。 座右の銘は「継続は力なり」、「なるべく諦めない」 ブログでは音楽制作の記事を中心に興味のあることを書いています。
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