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最近「コーライティング(共同制作)」と言う言葉をよく聞くのでちょっと書いてみようかと思う。

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クレオフーガのトップページで「コーライティング」と言う言葉をよく見かけるので、今回はその辺について少し書いてみようかなと。自分に対するメモ書きのようなものなんですけどね。

正直ものすごく興味があったというわけではないのですが、ツイッター上で「コーライティングを理解しないままだと時代に取り残される」と言う感じのようなことがツイートされていたので、さすがに音楽を作る立場としては少しくらい知っておいた方がいいのかなと。

時代に取り残されるというのは少し大げさなのではないかとは思いますが… 書籍としては山口ゼミを主催していらっしゃる山口哲一氏と伊藤涼氏の書籍がありますね。

ちなみにこの本もコーライティング(共著)です。

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「コーライティング」とは

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と言うことで早速グーグルで検索してみました。結果としては現在のところ同じようなサイトや言葉が並んでいるのですが、「コーライティング(Co-Writing)」と読み、書くみたいです。

そしてクレオフーガによれば「メロディ、トラック、編曲、歌詞、仮歌など、各クリエイターが得意分野を活かして共同で作曲をすることで、1人での創作の限界を突破、楽曲をネクストレベルに導くのがコーライティングです」と書かれていました。

まあ、いわゆる役割をシェアする「共作」というものですね。

それぞれが得意な分野でアイデアを出し合い曲を作るというものです。

耳になれない「コーライティング」と言う言葉ですが、既にコンペでも共作というのは結構あるので特別珍しいことでは無いですね。

バンドなんてやってればみんなで曲を仕上げるというのは当たり前の作業のひとつでしょうし。

楽曲制作のユニットなんかも大昔から存在するので言い方が変化した、と言った感じなのでしょうか。

コーライティングは「共作」と同じ意味で良いのだと私は理解しておくことにします。

コーライティングの強み

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まずは「アイデアの引き出しの数が人数分だけ増える」事とそれによって結果的に「楽曲のクオリティが上がる」と言うのが一番分かりやすいでしょうか。

今まで一人で作詞、作曲、編曲、録音、ミックス、マスタリング…こんな感じで抱えていた作業をそれぞれのエキスパートが担当すれば当たり前ではありますがクオリティはその分底上げされます。

何せ今まで器用貧乏に一人でやっていた作業を分担できて、しかもそれぞれの専門家が手掛けるわけですから一人でやるよりも当然クオリティは上がります。

そしてクオリティが上がるということはそれだけコンペでも勝ち残る確率が増すということになります。

その他の利点を挙げるとすれば、それぞれの作業の負担が減るので「曲の制作期間を短縮出来る」結果として「数をこなすことが出来る」のも大きいです。

いままで週に一曲ペースで作っていたのがメンバーによっては三曲くらいまでペースアップできる事になります。

作曲者のラフデモの作り方によっては更に数をこなせそうな気がします。

私の場合は ラフデモであってもある程度まで作りこんでしまいますが、コードとメロディを一コーラス分だけというのであれば一日に数曲ペースで作れる時もありますよね。

そしてオンライン上でデータをやりとりすれば場所や時間を気にすること無くリモートでの作業ができるので、バンドのようにスタジオで合わせて作るような手間を省けるのもネットの恩恵です。

もちろん顔を合わせてセッションして作り上げるのも素晴らしいと思いますが、純粋に制作となればまずはスピードが大事なので。

コーライティングの弱点

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これも簡単なことではあるのですが、まずは「制作チームの意思統一」です。

お互いのスタイルを理解出来ないままチームを作り制作に入ると、それぞれにギャップが生じてしまい、効率的に高いクオリティの楽曲が作れない場合が多いです。

自分以外の手が曲に加えられるわけですから、ある程度の考え方の違いというものはどうしても生じてしまうのですが、あまりにもギャップが大きすぎるとそこで制作がストップしてしまうことがあるので結果としてはクオリティ、制作スピード共に一人の時よりも落ち込んでしまう場合もあります。

「出来るだけ妥協せずにクオリティの高い100点の楽曲を作る方向」なのか「とにかくある程度の数をこなしたいので70点ほどの曲を数多く作る」のか、この辺りの線引きなんかは意外と重要なのではないでしょうか。

せっかく多くの人が関わるのだから出来るだけ素晴らしいものを望む人もいるでしょうし、単純に分担制なので作業スピードを上げてそれなりの曲を出来るだけ数多く、と言う考えの人もいるのではないかと思います。

この時点でもそれぞれの制作における作業内容というものは相当に変わってくると思いますので、まずは制作チームにおける方向性をしっかりと決めることが大事になってきます。

バンドと同じでせっかく人が集まっても上手くいかなければ「一人でやった方がまだマシだった」と言った悲しい結果になってしまう場合もあるのかも知れません。それはとても悲しいことですよね。

コーライティングにおける担当について

それぞれの役割と「私の場合は」と言った事も含めて挙げていきます。

作曲家

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曲の根幹に関わる部分ですね。

編曲家がいるのであればメロディと簡単なオケを1コーラス、または必要な分だけ作るのが主な役割になります。

数人いても良いですが、最初は一人の方が何かとやりやすいと思います。私の場合はここの担当になるのかなと。女性ボーカル曲メインになりますが。

作詞家

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ボーカル曲の場合は詞が必要になります。

仮詞、本チャンの詞の両方を書ける人が望ましいです。

日本の音楽は海外に比べると詞の内容がかなり重要になるので出来るだけ空けたくないポジションですね。

私は作詞が出来ないこともないのですが(実際に商業の作詞も経験有りです)速度は遅いし言葉の引き出しも少ないです…

編曲家、トラックメーカー

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楽曲のクオリティのかなりの部分を占めるのではないでしょうか。

オーケストラの知識に明るいと、相当な幅の音楽をカバーできると思います。

曲のクオリティの基準を決定付ける重要なポジションなので、出来るだけ数多くの引き出しを持っている人が欲しい所です。

私の場合は自分の曲は基本的に自分でアレンジしますが、正直引き出しにはあまり自信がありません。オケの知識も乏しいですし…

ミックス、マスタリング

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オーディオデータの編集になります。

それぞれの楽器やボーカルといったデータの音量、定位、エフェクト等を楽曲にとって最適な状態にする作業です。

マスタリングも含めて楽曲の最終的なクオリティを決定付ける作業なのでエキスパートであればあるほど出音は良くなります。

そして何気に機材やソフトにかかるお金もかなりのものになるポジションではないでしょうか。

私も一応それなりの形にはしますが、やはりエキスパートと比べると差が生じてしまいますね。

「音を扱う」のはやはり難しく知識もかなり必要なのだと思います。

ボーカル

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ボーカル曲、いわゆる「歌モノ」制作には欠かせません。

コンペの際もシンセのメロディで曲を出すよりはやはり生のボーカルの方が格段に印象は良くなります。

場合によっては仮歌を歌った人がそのまま本チャンのボーカルを担当する場合もあったりします。

ボーカルの上手さや声の良さは制作においてコンペであろうが、単純に発表する作品であろうがボーカル楽曲において最も大事な部分なので、妥協はしたくないポジションです。

私もいつも歌ってくださるボーカルの方には心から感謝しております。歌える才能がある人は本当に羨ましいですね。

楽器演奏(ギター、ベース等)

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打ち込みだけではなく、生の演奏が入ればクオリティはかなり上がります。

そしてギターをメインにした曲を作れるのも相当強いです。DTMにおける制作においてはギターの需要が最も高いと思いますが、その他の珍しい楽器も演奏できる人がいればそれだけ音色に幅が出るので、そう言った知り合いはかなり貴重なのではと思います。

私は簡単なギター程度しか弾けないので「ギタリストさんがいればもっと良い感じの曲が作れるのに」と思うことはあります。

自分が上手くなれば解決と言われればそれまでですが…

他にもあるとは思いますが、今の所浮かんだのはこんな感じです。

私がコーライティングを必要な場合、そしてコーライティングにおける方向性

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私は一応「ボーカル以外のすべての作業」を普段やっているのですが、もしコーライティングを用いるのであれば「作曲以外の全ての担当」が欲しい所です。

私の作業速度やクオリティにおける弱点をカバーするのであれば、作曲以外をすべて有能な方にお任せした方が確実に良いものが出来るのではと確信しているからです。

現在はお任せしているのは「ボーカルの歌唱」くらいです。

やはり一人の作業というのは何かとスピードが落ちてしまうことが多いです。スタミナ的にもモチベーションが保てない時がありますし、そういった場合にそれぞれの担当がいれば負荷はかなり軽くなるはずです。

そう考えると共作はかなり魅力的に感じることもあります。 そしてもし私がコーライティングをするのであれば、方向性は「70点の曲を数多く」になると思います。

私の場合はよほどイメージがかけ離れていなければ、あまり口出しはしない方なので、とにかく色んな曲を作ってみたいと思うはずです。

あまり自分の主張ばかりだと共作の意味がなくなってしまうので、自分以外の人の要素が入ることを楽しみながら制作をしたいなと。

もちろんクオリティは大事なので一定の基準はあるのでしょうが、せっかくの共作なのでスピードを重視しつつの制作がしてみたいですね。

終わりに

ダラダラとした長文で申し訳ないですが、最期まで目を通して頂いてありがとうございます。

一人の方が何かと気楽だからと言う簡単な理由でぼっちな制作を続けている私のような人間ですが、やはり共作というものにも改めて魅力を感じることが多いです。

今後、ますます激化していく楽曲制作の世界において、それぞれのエキスパートでチームを作って一つのものを作り上げる事の重要性は高まっていくのではないでしょうか。

その中で私のような音屋でも何か出来る事があるのであれば…と、この記事を作っていて思いました。今後はできればこう言ったコーライティングと自分だけで作り上げるスタイルの両方を進めていきたいものです。

という事で今回も最後までAZUにお付き合い頂きましてありがとうございました。



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日本の片隅で音楽を作るDTMerです。 座右の銘は「継続は力なり」、「なるべく諦めない」 ブログでは音楽制作の記事を中心に興味のあることを書いています。
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