漫画のレビューという名の感想

【レビュー】「さびしすぎてレズ風俗に行きましたレポ」を読んだので感想でも




sabishirepo

タイトルの「レズ風俗」と言うものの存在に興味を持ったので購入。

内容としてはレズ風俗自体はメインではなく、作者の心の病気の事がメインとなっています。

なので純粋にレズ風俗に興味を持った人が読んでも参考になることは特にありません。

ですが、結構壮絶な生活を送っていたというのは痛いほどに伝わってきました。

 

優しくし接してくれる風俗嬢に対してまともなコミュニケーションが取れない自分に絶望するシーンがたびたびあるのですが、性別はどうであれセックスというのは「最大難度の対人コミュニケーション」です。

28年間まともに恋愛もしたことがない、まして心を病んでいる人であれば尚更厳しいでしょう。自分自身にも余裕が無いと相手にも優しく出来ないし、それが出来ない結果、虚しいものとなってしまうからです。

この辺りも作者の世界観のみなので、詳細なことは描かれておらず、「レズ風俗」を知りたい人にとっては参考になることは皆無です。

 

ただ、この方が抱える心の闇の部分に関しては色々と思うこともあります。

あ、私は別に心を病んでいるというわけではないです。

「自分の所属する場所」が無くなることへの恐怖や「親との微妙な考え方のズレ」というものは誰にでもある不安要素の一つではないでしょうか。

この方は大学中退後に所属する場所がなくなった後に心を病んでしまったようです。

また、親との意思の疎通がイマイチ上手くいっていないので家にも居づらく、「自分の居場所」がどこにもない事によって更に精神が追いつめられていきます。

そして段々と自分のことを傷つけて大事に出来なくなってしまう、と。

 

何かこういった漫画を読んでいると妙に既視感があったので数日間モヤモヤしていたのですが、この記事を書く少しまえに「そうか、桜玉吉の日記漫画に近いんだ」と答えが出たのでスッキリしました。

この手の人が書く自身を題材にした漫画は大体こんな感じになるのでしょうね。

まあ、一つ言えることがあるとすればやっぱり「自分を世界で一番愛してあげて欲しいな」と言うことです。

自分を好きでいられれば人も好きになれるし、人からも好かれるでしょうから。でも、ナルシストなレベルだと引かれるので適度な自己愛を持つことも大事です。

守るものが出来れば変わっていくのでしょうが、それまではまず自分を一番大事に人生を歩んでいく事を心がけてみてはどうでしょうか。

そんなことを考えさせられる一冊でした。

 

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AZU

AZU

日本の片隅で音楽を作るDTMerです。 座右の銘は「継続は力なり」、「なるべく諦めない」 ブログでは音楽制作の記事を中心に興味のあることを書いています。

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