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【レビュー】「青い花」を今更ながらに読んだので感想。人を好きになるという難しさを改めて感じた

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3年ほど前に完結し、何かと話題のあった「青い花」を今更ですが読んでみました。

全8巻のボリュームながら、いい意味でさらっと読めてしまいます。

内容はいわゆる「百合」や「ガールズラブ」で、同性愛のお話です。

「ソフト百合」ではあるのですが、肉体関係の直接描写も少しあり、わりと重い恋愛感情が描かれています。

分かりやすく言えば「マリア様がみてる」に同性の恋愛要素をかなり強くした感じでしょうか。

「マリみて」は一人を除いて全員がノーマルであり、大事な人との心の絆や交流がメインであるのに対し、「青い花」は同性愛者が多く登場し、女の子同士の恋愛がメインとなっています。

物語の主人公は奥平あきら(画像左のおさげの子)と万城目ふみ(画像右のメガネで長髪の子)なのですが、明確な同性愛者はふみの方で、あきらはどちらかと言えばノーマルです(物語開始当初は、ですが…)。

そしてふみは序盤で同じ高校の先輩と付き合い始めるのですが、早々に振られてしまい、それと同時に改めてあきらのことが好きであると確信します。

ノーマルであるように感じたあきらですが、ふみからの告白を受けて物語後半で二人は恋人同士になります。しかしあきらは恋人になった理由が「告白されたのが生まれてはじめて」でなにより「ふみの事を傷つけたくなかった」という「明確な恋愛感情」では無いことを疑い、ふみとの関係をリセットします。

好きという気持ちに心がついてきていないあきらには「考える時間」が必要だったという事です。

その「考える時間」は高校を卒業しても答えを導き出せずにいたのですが、成人し、友人である京子の披露宴で久しぶりにふみと再開した時に「ふみちゃんが好き」と伝え、再び恋人同士となり物語は幕を閉じます。

高校を卒業してからの会っていない時間の中で、ふみが新しい友人と仲良くしている光景を見たあきらの心の中には嫉妬心が芽生えていました。そのことにより、ふみを受け入れた理由が「単なる同情」ではなく「本当にふみの事を好きである」と気付かせてくれたのでしょう。

終盤のあきらの独白にもあるのですが、「人を好きになることがこんなにみにくいことだとしらなかった」というのは、恋愛における核心の部分であると私は思います。

また、「重たかった場所は離れた途端空洞になり」、「空洞だった場所はたちまち嫉妬でいっぱいになった」とあります。

私もいい年したおっさんなので、それなりに恋愛に関しては経験がありますが、いま思い出しても恋愛というのは醜い感情や惨めな感情、他にも冷静になってみれば馬鹿らしいことがかなりの部分を占めているのだなと思わされます。

もちろんそれと同じくらいの幸福感もあるので、上記の部分は恋愛の裏側の要素であると言えます。

「人を好きになる」というのは幸せなことばかりではなく、辛いことや悲しいこと、醜いことも共有するということなのかなと。

それを乗り越えた先で恋が愛に変わり、更に関係が進むのではないでしょうか。

近年ではかなり偏見は無くなりつつあり、社会的にも認められ始めている同性愛ですが、現実としては茨の道であることに変わりはありません。

私自身も基本的には同性愛に関して偏見は持っていませんが、自身がノーマルなので本当の意味で同性愛を理解するというのはかなり難しいことなのだと感じます。

ですが、やはり「人を愛することに年齢や性別は関係ない」と思うので、あきらとふみには物語の終わった先においても愛がある限り幸せでいて欲しいと思うし、世の中の同性愛者に対しても同じ気持です。

現在進行形で片思いしてる人、恋人がいる人は共感できる部分が多いと思いますし、恋愛未経験の人にとってもいい教科書になるので是非とも読んで欲しいなと思います。



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日本の片隅で音楽を作るDTMerです。 座右の銘は「継続は力なり」、「なるべく諦めない」 ブログでは音楽制作の記事を中心に興味のあることを書いています。
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