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【TPP】著作権侵害、非親告罪の導入が確定したけど同人作家ってどうなるん?

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非親告罪が導入されたら?

先日から話題になっている情報ですね。

著作権侵害、非親告罪を導入へ=適用制限めぐり最終調整―TPP(Yahoo!ニュース)

TPPと言えば関税や保険についての話題が多いのですが、実はこんな法案も着々と話し合いが進んでいたのですね…

基本的に著作権侵害は親告罪なのですが、これを非親告罪として調査、起訴ができるということです。

ちなみに親告罪とは…

親告罪(しんこくざい)とは、告訴がなければ公訴を提起することができない犯罪をいう。告訴を欠く公訴は、訴訟条件を欠くものとして判決で公訴棄却となる。【ウィキペディアより】

著作権保有者が告訴しなければ警察や検察は何も手出しができないと言うことです。

なので利害の一致により黙認するという選択肢を選ぶこともできます。

ですが、TPPに盛り込まれている非親告罪が導入されることになれば、著作権保有者の意志に関係なく、著作権を侵害した該当者を調査、告訴できるようになるのです。

と言う事は、年に2回行われる「コミックマーケット」はその存続が危ぶまれるということになります。

理由は簡単で、「二次創作」の作品がほとんどだからです。これまではグレーゾーンとして取り扱われてきた著作権の二次利用ですが、このままでは問答無用で取り締まることが可能になるのです。

ただ、「適用範囲に制限を付けた上で導入する方向」となっているので、全てにおいてアメリカ主導ということでは無さそうな感じもします。ですが、非親告罪を導入することはほぼ間違いありません。

なので、今後は「あ、○○○で同人描きたいな」というのは難しくなる可能性があるということです。

非親告罪導入で困ること

普通に考えれば、著作権保有者や版元の許可を取らない二次創作はすべてアウトということになります。

「たとえ著作権保有者や版元が許しても、お上は許しません」

こんな感じです。

許可を取っていない二次創作であれば基本的に全てにおいて非親告罪が適用されます。

日本政府も柔軟な対応や、非親告罪のための新しい法整備が必要だと考えています。一応コミケのことも考えているようです。

このままの流れで行くと、日本政府がアメリカの意見を全て受け入れる可能性はあまり高くないようにも感じるので、そこまで悲観的になる程でもないのかなと私は思います。

非親告罪が適用される基準

これはあまり頭の良くない私でもある程度は分かります。

Yahoo!ニュースの文面にあるとおりですが、

「非親告罪の適用範囲については、著作物の活用で得た商業的な利益の程度や、オリジナルの著作物の市場価値をどこまで損なったかによって判断する案を検討している。」

と言うことです。

例えば、「趣味の同人で○○○を題材に全年齢対象の特に内容に問題がない同人誌を作ってそれを販売してるけど、利益としてはプラマイゼロか少しだけ利益がある程度」

だとすると、今後も非親告罪の対象としては摘発される可能性は限りなく低いと推測されます。

ですが、「全年齢向けの作品をR-18向けの表現にして、一回のイベントや通販で100万円ほど利益が出る作品の制作」

こうなるとほぼ間違いなくアウトだと思います。

理由は著作物を利用しての利益はもちろんですが、表現方法によって著作物の価値に大きく傷をつけてしまった可能性があるからです。

コミケ等ではR-18の作品は3割以下ほどということですが、このあたりの制作をしているサークルさんにとっては厳しい未来が待っているかもしれません。

足りない頭で解決方法とかを考えてみる

・一次創作に切り替える

ぶっちゃけこれが一番ベストです。オリジナルの作品であれば誰にも文句は言われません。おそらくこれ以上に簡単に解決する方法はありません。

弱点は二次創作と違い確実に売上は落ちるので、いわゆる「同人ゴロ」と呼ばれるサークルさんにとってはかなり厳い状況になってしまいます。

・東方など、二次創作のガイドラインがある作品を使用する

これも手っ取り早いですね。東方はきちんと二次創作のガイドラインがあるので、それさえ守れば全く問題なく二次使用ができます。何より根強い人気ジャンルでもあるので強みとしても十分だと。

ただ、ライバルが増えてしまうのでパイの奪い合いになってしまう可能性も高いです。

・イベント主催、運営側が参加費に著作権料を含める

コミケなどは企業もブースを構えるイベントです。主催側と版元、著作権保有者が話をまとめて参加費用内に一律で著作権使用料も含めるようにするというのはどうでしょう。

問題になるのは全てのサークルから一律で徴収するという点です。

これだとかなり公平さに欠ける気がします。

一方は利益が出ない、もしくはマイナスなのに、もう一方は儲かりまくりでみんなと同じ著作権料というのは納得いく話ではありませんよね。

・おとなしく払おう

大きな利益が見込まれるサークルさんに関しては、それに見合う著作権使用料を支払って、堂々と作品を販売する…これならグレー、ブラック以前に全く問題が無くなります。

サークルの規模や売上によって事前に許可を取るようにすれば解決です。

そもそも利益がしっかり見込めるなら払ってしかるべきなのです。

趣味でやっていて利益が無いサークルについては基準を設けて、「支払わなくてOK」とか「ごく少額ではあるけど払ってもらう」などでしょうか。

ですが、「適用範囲に制限を付けた上で導入する方向」ということなのでこの場合は問題ないかもしれませんね。

問題があるとすれば、著作物のイメージを大きく損なう表現がある内容である場合は使用料以前に許可がおりない可能性も十分にあります。

全年齢の作品をR-18にしてしまうと、たとえ趣味の制作でも許可を得るのが難しくなってしまうかもしれません。

最後に

ここまで自分の勝手な意見をつらつらと書いてきたのですが、どうなのでしょう…

やはり筋としては許可を取り、使用料を払うのが一番だとは思いますが、グレーゾーンを守ってきたことによるコンテンツの延命があるのも確かです。そして、二次創作をする過程で育っていく作家さんもかなりいるのではないでしょうか。

ある程度の黙認がクリエーターを育て、業界の未来を担う人材が出てくる流れは少なからずあるはずです。誰でもはじめは模倣から入り、そこから自分のオリジナリティを確立させていくものですから。

私自身は基本的にオリジナルの制作と、依頼があれば少しだけ東方アレンジを手がける程度なので特に困ることというのはありません。

ですが、二次創作をしているサークルさんにとっては由々しき事態なのだと思います。

日本政府の今後の立ち回り次第で展開が変わってくるとは思いますが…

できればクリエーターにとって少しでも明るい未来を切り開いてくれることを願ってやみません。



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